酉の市年表
*文末に(武)とあるのは武江年表から記載 | |||||
江戸酉の市 | 長國寺/浅草酉の市 | ||||
鎌 倉 時 代 |
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建長 5 | 1253 | 宗祖日蓮上人 法華宗を開く | |||
文永 2 | 1265 | 宗祖日蓮上人 鷲妙見大菩薩(鷲大明神)勧請 | |||
文永の役(蒙古来襲) | 1274 | 文永 11 | |||
建治 3 | 1277 | 大本山鷲山寺開山 | |||
室 町 時 代 |
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徳川家康 江戸幕府開く | 1603 | 江 戸 時 代 |
慶長 8 | ||
三 代 徳 川 家 光 |
寛永 7 | 1630 | 日乾上人 浅草鳥越にて長國寺開山 本山鷲山寺の鎮守 鷲妙見大菩薩(鷲大明神)の出開帳 |
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寛永 12 | 1635 | 浅草寺町 天台宗龍宝寺地内に移転 | |||
島原の乱起こる | 1637 | 寛永 15 | |||
鎖国の完成 | 1641 | 寛永 18 | |||
「毛吹草」 <三島酉市11月中酉>の記載 |
1645 | 正保 2 | |||
明暦の大火 吉原遊廓 浅草千束に移転 | 1657 | 四 代 家 綱 |
明暦 3 | ||
花又の鷲大明神 石灯ろう建立 (1661年建立と一対) |
1659 | 万治 2 | |||
花又の鷲大明神 11月 石灯ろう建立 |
1661 | 寛文 元 | |||
寛文 8 | 1668 | 2月4日長國寺類焼 | |||
寛文 9 | 1669 | 現在の地 浅草千束に移転 | |||
菱川師宣(浮世絵師)の 見返り美人図 |
1672 | 寛文 12 | |||
市川団十郎江戸に歌舞伎の <荒事>を開く |
1673 | 寛文 13 | |||
深川八幡宮(寺社境内)での 勧進相撲の始まり |
1684 | 五 代 綱 吉 |
貞享 元 | ||
このころ浮世草子全盛 | |||||
元禄 3 | 1690 | 4月8日鐘楼堂建立 | |||
松尾芭蕉 奥の細道 芭蕉 没(51才) |
1694 | 元禄 7 | |||
赤穂浪士討ち入り | 1702 | 元禄 15 | |||
宝永 元 | 1704 | 11月半鐘建立 | |||
芭蕉の弟子 榎本其角 没(47才) |
1707 | 宝永 4 | |||
「諸国年中行事」 操巵子(そうしし)著刊行 <伊豆三島 酉の市>の記載 |
1717 | 八 代 吉 宗 |
享保 2 | ||
花又の鷲大明神 手水石建立 | 1730 | 享保 15 | |||
「江戸砂子」<鶏大明神花又村11月酉の日市立3ツある時共に市也、近在より集り繁盛の市>の記載 | 1732 | 享保 17 | |||
「続江戸砂子」<鷲大明神花又11月酉の日参詣群衆す>の記載 | 1735 | 享保 20 | |||
鈴木春信 錦絵創始 多色摺り版画始まる |
1765 | 十 代 家 治 |
明和 2 | ||
川柳句集 「誹風柳多留」初版刊行 |
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この頃江戸に絵草紙起こる | |||||
花又の鷲大明神 9月 石灯ろう建立 (1776年建立と一対) |
1771 | 明和 8 | 1771 | 当山13世日玄上人 鷲妙見大菩薩(鷲大明神)を本山鷲山寺から長國寺へ勧請 番神堂に安置する | |
田沼意次 老中となる | 1772 | 安永 元 | |||
黄表紙・洒落本の流行の始まり | 安永 4 | ||||
「半日閑話」 <花又の鷲大明神(本の酉)での辻賭博禁止>の記載 | 1776 | 安永 5 | |||
花又の鷲大明神 5月 石灯ろう建立 |
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花又の鷲大明神 2月 一の鳥居建立 |
1778 | 安永 7 | |||
千住勝専寺の鷲大明神(中の酉) 7月1日より芝愛宕社地にて 出開帳(武) |
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花又の鷲大明神 3月に開帳(武) | 1784 | 天明 4 | |||
この頃狂歌が全盛となる | |||||
喜多川歌麿絵 版元蔦屋重三郎による |
1786 | 天明 6 | |||
狂歌絵本「絵本江戸爵」刊行 | |||||
松平定信 老中筆頭となり倹約令 | 1787 | 天明 7 | |||
この頃から江戸で読本が興隆する | 1791 | 十 一 代 家 斎 |
寛政 3 | ||
佐竹藩8代義敦の弟佐竹義方 花又の鷲大明神に扁額を奉納 |
1792 | 寛政 4 | |||
文化 元 | 1804 | 11月24日社前に 狛犬一対建立 | |||
花又の鷲大明神 11月 手水石建立 |
1808 | 文化 5 | |||
花又の鷲大明神 正月酉の日 狛犬一対建立 |
1812 | 文化 9 | |||
文政 6 | 1823 | 3月 鷲大明神開帳(武) | |||
花又の鷲大明神 2月 石灯ろう建立 |
1828 | 文政 11 | |||
「十方庵遊歴雑記」 大浄敬順 完成 |
1829 | 文政 12 | |||
花又の鷲大明神 9月 常夜灯一対建立 |
1831 | 天保 2 | |||
「江戸名所図会」斉藤月岑 完成 | 1836 | 天保 7 | |||
「東都歳事記」斉藤月岑 刊行 | 1838 | 十 二 代 家 慶 |
天保 9 | ||
この頃滑稽本・人情本全盛 | 天保 10 | 1839 | 9月当山21世日迅上人 鷲大明神の社前に石鳥居建立 |
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水野忠邦 天保の改革 | 1841 | 天保 12 | |||
中村座 市村座 森田座が浅草観音近くに集められ芝居町の猿若町となる | 1842 | 天保 13 | |||
花又の鷲大明神 11月 二の鳥居建立 |
1843 | 天保 14 | |||
嘉永 元 | 1848 | 11月当山22世日庸上人 社前に水屋建立 |
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3月29日から30日間 花又の鷲大明神開帳(武) |
1849 | 嘉永 2 | 1849 | この年長國寺 酉の市に開門せず諸人門外から参詣し 商人は通年どうり出店(武) | |
歌川広重 「絵本江戸土産」刊行始まる |
1850 | 嘉永 3 | |||
米使ペリー浦賀に来航 | 1853 | 嘉永 6 | |||
花又の鷲大明神 秋田佐竹藩が幕命により10月7日 本殿上棟 | 1854 | 十 三 代 家 定 |
嘉永 7 | ||
安政 2 | 1855 | 「武江地動之記」10月の大地震で<中田圃鷲明神社潰る、石鳥居無事。 11月酉の祭り思ひの外参詣群集せり>の記載 | |||
歌川広重 「名所江戸百景」刊行始まる |
1856 | 安政 3 | |||
安政の大獄 | 1859 | 十 四 代 家 茂 |
安政 6 | 1859 | 11月8日酉の祭 大雨、昼から晴れるが参詣人少ない(武) |
桜田門外の変 | 1860 | 万延 元 | |||
文久 元 | 1861 | 10月18日社前にて 狛犬一対再建 | |||
文久年号 | 新吉原奉献 石常夜灯一対建立 | ||||
文久 2 | 1862 | 7月28日から60日間 鷲大明神開帳 | |||
麻疹などの流行で参詣者少ない。 (武) |
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11月酉の日 下谷要伝寺 巣鴨霊感院 鮫が橋 |
1864 | 元治 元 | |||
本迹寺など酉の祭り始める(武) | |||||
雑司が谷鬼子母神内 鷺明神に酉の祭り始まる(武) | 1865 | 慶応 元 | |||
花又の鷲大明神 11月 手水石建立 |
1866 | 十 五 代 慶 喜 |
慶応 2 | ||
明治維新 神仏分離令発布 | 1868 | 明 治 時 代 |
明治 元 | 1868 | 神仏分離で、当山は長國寺と鷲神社になる |
当山21世日迅上人還俗の後 鷲神社初代宮司となる | |||||
牛島の佐竹侯下屋敷の大鷲明神 毎月酉の日に参詣をゆるす(武) | 1872 | 明治 5 | |||
明治5年12月3日を 明治6年1月1日と改め以後太陽暦に | 1873 | 明治 6 | |||
花又の鷲大明神 本殿竣工 | 1875 | 明治 8 | |||
明治 12 | 1879 | 鷲妙見大菩薩を鷲明王とも称する公称式挙行(11月22日) | |||
明治 | 当山の山号を 本立山改め鷲在山とする | ||||
大 正 |
大正 4 | 1915 | 国際通り拡幅のため寺領の一部を提供 | ||
墓所移転 | |||||
本堂を江戸期の了遠院から本来の位置(現在地)に移すことの許可出る | |||||
大正 6 | 1917 | 当山27世日秀上人 本堂落慶 | |||
大正 12 | 1923 | 9月1日の関東大震災で全焼 | |||
大正 13 | 1924 | 日秀上人 仮本堂建立 | |||
昭 和 |
昭和 20 | 1945 | 3月10日の東京大空襲で全焼 | ||
昭和 24 | 1949 | 当山28世日雄上人 本堂落慶 | |||
平 成 |
平成 2 | 1990 | 山門落慶 | ||
平成 4 | 1992 | 本堂落慶 |
主要参考文献
「本山鷲山寺青表紙」他古記録 | ||
「御府内寺社備考」 | 朝倉 治彦・中村 安孝編 | 名著出版 S62年3月 |
「江戸地誌叢書巻5 新編江戸名所図誌」 |
近藤 義休 [著] | 有峰書店 S49年9月 |
「略縁起集成 第1巻」 | 中野 猛 [編] | 勉誠社 1995年2月 |
「全国寺院名鑑」改訂版 | 全日本仏教会 [編] | 寺院名鑑刊行会 S44年3月 |
「故事類苑」神祇部 | 吉川弘文館 | |
「守貞漫稿」 | 喜多川守貞 [著] | 嘉永6年(1853)上梓 |
「江戸砂子」 | 小池章太郎 [編] | 東京堂出版 S51年8月 |
「江戸双書」江戸惣鹿子名所大全 「江戸双書」江戸風俗惣まくり 「江戸双書」砂子の残月 「江戸双書」遊歴雑記 「江戸双書」安政乙卯 武江地動之記 |
江戸双書刊行会 [編] | 名著刊行会 S39年9月 |
「江戸名所図会」 | 斉藤幸雄,幸孝,幸成 [著] | 天保7年(1836)上梓 |
「東都歳事記」 | 斉藤月岑 [著] | 天保9年(1838)刊行 |
「萍花漫筆」下巻 | 桃花園三寿 [著] | 刊行年不詳 |
「江戸府内絵本風俗往来」 | 菊池貴一郎 [著] | 東陽堂 M38年(1905) |
「東京名所図会」下谷区上野公園之部 | 宮尾しげお [監修] | 睦書房 S43年9月 |
「日本随筆大成」第1期8 半日閑話 | 森銑三・北川博邦 [編] | 吉川弘文館 1980年 |
「続日本随筆大成」 民間風俗年中行事 上下 |
森銑三・北川博邦 [編] | 吉川弘文館 |
「毛吹草」 文庫 | 竹内 若 [校訂] | 岩波書店 1943年12月 |
「江戸学事典」縮刷版 | 西山 松之助他 [編] | 弘文堂 H6年2月 |
「日本風俗史事典」縮刷版 | 日本風俗史学会 [編] | 弘文堂 H6年2月 |
「江戸東京学事典」 | 小木 新造他 [編] | 三省堂 1987年12月 |
「武江年表」1・2 | 斉藤月岑 [著] 金子光晴 [校訂] |
東洋文庫 1968年6.7月 |
「日本史年表・地図」 | 児玉 幸多 [編] | 吉川弘文館 1995年4月 |
「江戸東京年表」 | 吉原健一郎 大濱徹也 [編] | 小学館 1993年3月 |
「江戸歳時記」 | 宮田 登 [著] | 吉川弘文館 S56年7月 |
「酉の市と熊手」 | 松沢 光雄 [著] | 古今書院 S54年5月 |
「江戸・もうひとつの風景」 | 鈴木一夫 [著] | 読売新聞社 1998年11月 |
「大江戸寺社繁昌記」 | ||
「江戸年中行事と際物」 | 葛飾区郷土と天文の博物館 [編] | H7年3月 |
「江戸の大変」天の巻 | 稲垣 史生 [監修] | 平凡社 1995年7月発行 |
「明治ニュース事典」 | 明治ニュース事典編纂委員会 | 毎日コミュニケーションズ出版 1983年1月 |
「大鷲神社史誌」 | 大鷲神社 [編・発行] | H7年3月 |
「勝専寺 パンフレット」 | 勝専寺 [編・発行] | |
順不同・敬称略 |